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第40回全国学校図書館研究大会(神戸大会)における講義「つかってみよう全国書誌データ」報告

NDL書誌情報ニュースレター

NDL書誌情報ニュースレター2016年3号(通号38号)

【はじめに】

2016年8月9日、第40回全国学校図書館研究大会(2016年8月8日~10日 神戸国際展示場2号館・神戸学院大学ポートアイランドキャンパスB号館)の分科会で、筆者は、「つかってみよう全国書誌データ」と題する講義を行いました[1]

全国学校図書館研究大会は、公益社団法人全国学校図書館協議会が主催し、隔年で開かれる研究大会で、全国の幼稚園・保育園、小学校、中学校、高等学校などの学校図書館担当者や大学教員、教育関係者などが参加しています。

全国書誌データの利活用に関する講義は、一昨年の第39回全国学校図書館研究大会(2014年8月6日~8日 山梨学院大学)でも行いました。今回はその内容をさらに発展させ、全国書誌データの特長と入手方法、利活用の実演に加えて、学校図書館における活用事例を紹介しました。


講義の様子

【講義の内容】

まず、全国書誌データの特長として、(1)豊富なデータを有していること、(2)納本制度に基づく資料収集により、非流通資料も広範にカバーしていること、(3)典拠データへのリンクが付与されていること、(4)公共図書館や学校図書館などで、非営利目的であれば、無償で利用可能であることを挙げました。

つぎに、全国書誌データが、NDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)または国立国会図書館サーチから入手できることを紹介し、図書館システムを使用した場合と、図書館システムを使用しない場合、それぞれの書誌データの利用方法を解説しました。

図書館システムを使用しない場合は、NDL-OPACから全国書誌データをダウンロードする方法と、より簡便な方法として、国立国会図書館サーチのAPI機能[2]を使ったツール「NDL書誌データ取得シート」および「NDL書誌データ検索シート」[3]を利用する方法があります。今回の講義では、両方を実演しました。

図書館システムを使用して書誌データを利用する場合、国立国会図書館サーチの検索用APIまたはハーベスト用APIに対応したシステムであれば、書誌データを簡単に取り込むことができます。講義では、これら2種類のAPIのメリット・デメリットを説明しましたが、図書館システムによって、APIへの対応状況が異なるため、詳細については、各図書館システムの導入業者に相談するよう補足しました。

最後に、学校図書館における全国書誌データの利活用事例として、埼玉県立新座高等学校みはらし図書館と法政大学第二中・高等学校図書館をそれぞれ紹介しました。

新座高等学校では、国立国会図書館サーチの検索用API機能に対応している図書館システム「LibMax」(株式会社ソフテック)を使用し、目録作成を行っています。当館の書誌データを利用するようになって、それまでに目録作成にかかっていたコストを軽減することができました。また、同校では、埼玉県内の各高校図書館の担当者から、高校生に読んでほしい書籍を推薦してもらう「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」というイベントのために、推薦された書籍リストのとりまとめを行っています。この時、「NDL書誌データ取得シート」と「NDL書誌データ検索シート」の両方を利用して、リストの作成作業を省力化できたとのことでした。

法政大学第二中・高等学校では、検索用API機能に対応した図書館システム「BABEL」(株式会社タイムインターメディア)を使用しています。これにより、目録の作成作業が省力化でき、排架までの時間が大幅に短縮できたとのことです。また、データの取込作業も非常に簡単であるとのことでした。

【参加者からの感想】

講義には、学校図書館の司書や司書教諭などを中心に71名の参加がありました。講義後は「書誌データを利活用するためのツールは大変便利そうに感じた」、「検索用API機能に対応する図書館システムがもっと増えてほしい」といった感想が寄せられました。

講師にとっても、学校図書館における全国書誌データの有用性を改めて感じることができた、大変よい機会となりました。

【おわりに】

NDLでは、全国書誌データを活用していただくために、学校図書館をはじめ、公共図書館や専門図書館など幅広い図書館を対象に、研修を行っております。詳細は、随時ホームページ等でお知らせしていますので、皆さまふるってご参加・お申し込みください。

最後に、今回、全国書誌データ利活用に関して発表する機会を与えてくださった学校図書館協議会の皆様に、厚く御礼を申し上げます。

吉村 風
(よしむら かぜ 収集・書誌調整課)

[1] 発表資料は以下のページに掲載しています。
http://www.ndl.go.jp/jp/data/data_service/event.html, (参照 2016-08-29).

[2] APIとは、検索可能なコンテンツを外部システムから機械的に利用できるようにするための仕組みです。国立国会図書館サーチでは、検索用APIとハーベスト用APIの2種類のAPIを提供しています。
詳細は、以下のページをご覧ください。
http://iss.ndl.go.jp/information/api/, (参照 2016-08-17).

[3] 「NDL書誌データ取得シート」は、ISBNをキーとして、また、「NDL書誌データ検索シート」は、キーワード、NDCなどをキーとして、それぞれ書誌データをExcelに取り込むツールです。いずれのシートも、同志社大学の原田隆史先生が開発しました。
詳細は、以下のページをご覧ください
同志社大学 図書館情報学研究室. “国立国会図書館サーチ連携ツール”.
http://www.slis.doshisha.ac.jp/~ushi/ToolNDL/, (参照 2016-08-17).


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NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)

ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2016年3号(通号38号) 2016年9月28日発行

編集 国立国会図書館収集書誌部
発行 国立国会図書館

〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1

メールアドレス:bib-newsアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー(ニュースレター編集担当)