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コラム:書誌データ利活用(10)―利活用事例の紹介

NDL書誌情報ニュースレター

NDL書誌情報ニュースレター2016年4号(通号39号)

【はじめに】

当館では、当館書誌データの利活用促進のために、本年1月から10月にかけて、当館書誌データを使っている図書館を訪問し、お話を伺いました。今回のコラムでは、その中から事例をいくつかご紹介します。

1. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)からAPIで取得・利用―法政大学第二中・高等学校図書館(2016年1月25日訪問)


法政大学第二中・高等学校図書館

法政大学第二中・高等学校図書館は、NDLサーチが提供するAPIを実装した図書館システムを利用して、発注・目録作成を行っています。

同図書館には、平成26年度書誌データ利活用説明会で事例発表をしていただいています[1]。今回、直接訪問する機会を得て、当館書誌データ活用の手順や目録作成の様子を実際に拝見することができました。

同図書館では全国学校図書館協議会の機関誌「学校図書館速報版」や書店のパンフレットなどを情報源として選書した後、NDLサーチから書誌データを自館の図書館システムに取り込み、発注リスト案を作成し、選書会議を開いて発注資料を決定します。発注リスト案の作成は、情報源が届いてから1~2週間後ですが、NDLサーチに書誌データがなくて困るということはないとのことでした。

目録作成時には、再度、NDLサーチから書誌データを取得し、内容注記や人物情報などを同図書館で追記して図書館システムに登録しています。同図書館のNDCは、一部の資料を除き、当館書誌データのNDCをそのまま利用しています。

当館書誌データの取込みも簡単で、使用することで、以前に比べて排架されるまでの時間が大幅に短縮したとの感想をいただきました。

2. NACSIS-CAT経由で利用―奈良県立図書情報館(2016年8月18日訪問)


奈良県立図書情報館

奈良県立図書情報館では、NACSIS-CATに対応した図書館システムで選書・発注や目録作成を行っています。NACSIS-CATは、国立情報学研究所が運営しているシステムで、大学図書館を中心としたオンライン共同分担目録方式によって、全国規模の総合目録データベース(図書・雑誌)として形成されています。NACSIS-CATでは、当館書誌データが参照ファイルの一つとして提供されており、同図書館のシステムでは、プルダウンメニューにより当館の書誌データを簡単に取り込めるようになっています。

選書は、新刊案内の雑誌などをおもな情報源としていますが、選書対象に偏りがないよう当館書誌データも参考にしています。

発注データ作成や目録作成の際には、NACSIS-CATの書誌データをダウンロードしています。書誌データがない資料については、NACSIS-CATの参照ファイルにある当館書誌データや民間MARCを流用しています。それでもヒットしないものは、受け入れた資料の1割以下であるとのことでした。ただし、当館書誌データを使用する場合、古い年代に作成された当館書誌データの中には、副書名の読みが付与されていないデータがあり、その場合は必ず副書名の読みを独自で付与しているとのお話もありました。

3. NDL-OPACからMARCタグ形式で利用―会計検査院図書館(2016年10月5日訪問)

会計検査院図書館では、図書館システムの機能の一つとして、NDL-OPACで検索した当館書誌データの表示結果を取り込む機能があり、目録作成に当館書誌データを利用していました。

図書館システムへの取込み方法は、以下のとおりです。

  • (1)NDL-OPACの書誌データ(MARCタグ形式)の画面をコピーする。
  • (2)図書館システムの画面に貼り付ける。
  • (3)「MARC21変換」ボタンを押し、画面上でMARC21フォーマットから図書館システムのフォーマットに変換する。
  • (4)画面上で確認し、システムに登録する。

当館書誌データを1件1件確認しながら登録しているそうです。


会計検査院図書館(閲覧室)

4. 当館書誌データを業務の参考にする

当館書誌データを業務の参考として利用する方法もよく見られます。一例として、鹿児島市立図書館(2016年3月10日訪問)の事例をご紹介します。

同図書館では、毎週、新刊案内の雑誌をもとに選書し、自館の図書館システムで発注しています。発注時に、参考のためNDLサーチを検索しています。特に利用者から購入希望があった図書について、当館書誌データの内容細目により、その図書にどのような著作が収録されているかを確認し、購入を判断しているとのことです。

また、自費出版の本など民間MARCで見つかりにくい書誌を作成する際に、NDLサーチの検索結果を参考にしているとのことです。


鹿児島市立図書館

【おわりに】

今回紹介した以外にも、多くの図書館にさまざまな方法で当館書誌データを活用していただいています。

訪問した図書館から、当館書誌データに対して要望を伺うことも多く、当館書誌データをどのようにしてより多くの図書館に提供するかを考えるうえで、参考にさせていただきたいと思います。

今後も、書誌データの活用方法を紹介していきます。

吉村 風
(よしむら かぜ 収集・書誌調整課)

[1] 平成26年度書誌データ利活用説明会における事例発表については、本誌2014年3号(通号30号)の記事をご覧ください。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8747102_po_2014_3.pdf?contentNo=1#page=17, (参照 2016-11-17).


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NDL書誌情報ニュースレター(年4回刊)

ISSN 1882-0468/ISSN-L 1882-0468
2016年4号(通号39号) 2016年12月22日発行

編集 国立国会図書館収集書誌部
発行 国立国会図書館

〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1

メールアドレス:bib-newsアットマークエヌディーエルピリオドジーオーピリオドジェーピー(ニュースレター編集担当)