ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 調査及び立法考査局外交防衛課 浅井 一男(平成23年度入館)(平成27年度職員採用説明会(平成28年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

調査及び立法考査局外交防衛課  浅井 一男

  • 平成23年 4月 入館(Ⅱ種)、調査及び立法考査局調査企画課
  • 平成25年 4月 調査及び立法考査局外交防衛課

はじめに

私は学部では政治学を、大学院では国際関係論を勉強していました。大学での指導教授が当館出身者で、在職時の国会サービスの経験や調査・研究のあり方などの話を聞いたことが、当館に関心を持つきっかけになりました。就職活動時には他の公務員試験も併願しましたが、図書館資料に基づいて情報サービスを国会に提供する当館の業務のあり方などに共感し、最終的に当館へ進むことを決めました。

調査及び立法考査局外交防衛課の仕事

調査及び立法考査局は、納本制度により網羅的に収集された図書館資料などを用いて、国会に情報サービスを提供しています。その中で外交防衛課は、外交関係や防衛政策、領土問題、国際法などの調査を担当しています。私は入館3年目に当課に異動となり、課内にある外交、防衛、国際法の3つの担当のうち、最初に防衛を担当し、平成28年度からは国際法を担当しています。

調査及び立法考査局全体では年間約4万件の依頼を受けています。担当分野に関わる法案が国会で審議されるときは依頼が急増し、資料提供だけでなく面談や会合などで国会議員に直接説明することも少なくありません。平成27年度の通常国会では、いわゆる「安保法案」が審議され、当課には通常の3倍近い依頼があり、充実しつつも大変忙しい日々となりました。

国立国会図書館では、調査員の専門知識や調査スキルを高めるため、研修や出張の機会が設けられています。私は平成26年には沖縄へ、平成27年にはドイツ、アイスランド、シンガポールへ出張する機会を得ました。いずれの出張でも、米軍基地を主な調査テーマとし、米軍スタッフ、政府又は自治体職員、研究者などにインタビューをしたり、実際に基地を見学したりしました。普段は館内で資料にのみ向き合って仕事をしていますので、様々な場所を訪れ、専門家や実務者と意見交換することは、調査員としての視野を広げる貴重な経験になりました。

調査依頼では、外国の事例や歴史的経緯を問われることが少なくありませんが、こうした依頼は豊富な図書館資料を持つ当館の得意分野です。出張で得た知見も含め、依頼者に満足していただけるよう、図書館資料を駆使して回答を作成しています。図書館資料に精通し、専門知識・語学力のある調査員となることが私の将来の目標です。

当館職員を目指す方へ

これまで紹介した業務は「国立国会図書館」と聞いて、多くの方が想像する仕事のイメージとは異なるかもしれません。しかし、調査及び立法考査局だけでも文系・理系の垣根を超えた11の主題別の部署があり、それぞれの部署はさらに細かい担当を持っています。そういった意味で、当館は様々な専門・関心を生かすことができる職場であると言えます。ぜひ就職先として当館を検討していただけましたら幸いです。