ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 電子情報部電子情報サービス課 落合 翔(平成25年度入館)(平成27年度職員採用説明会(平成28年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

電子情報部電子情報サービス課  落合 翔

  • 平成25年 4月 入館(総合職)、利用者サービス部科学技術・経済課
  • 平成27年 4月 電子情報部電子情報サービス課

はじめに

私は、大学・大学院では地球惑星科学分野の研究を行っていました。図書館という業界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、大学図書館での非常勤の勤務経験です。図書館は、一般的に理系の人材が少ない職場でありますが、だからこそ、他人にはない主題の知識があると、資料を扱う上で重宝されることがあるということを実感していました。特に、自然科学における分野横断的な知識が求められる地球惑星科学のバックグラウンドは、あらゆる分野の資料を扱う国立国会図書館でも役に立つはずだと考え、志望を固めるに至りました。

科学技術・経済課の業務

入館後、まず配属されたのは利用者サービス部科学技術・経済課です。同課では、東京本館内にある「科学技術・経済情報室」を所掌し、来館者へのレファレンス等を行っています。また、科学技術・医学分野の海外学術文献の選書業務等も担当しました。

レファレンス業務や選書業務では、まさに科学全般の知識を活かす機会に恵まれました。しかし、配属されているのは、もちろん元々理系の人間ばかりではありません。そのため、それぞれの得意な領域でお互いをカバーし合いながら、チームワークで業務に取り組んでいくことになります。また、「科学技術・経済情報室」では経済・社会・教育分野も扱っており、特にそれらの分野については、自分の知識の至らなさを認識させられる日々でした。

科学技術・経済課では、元々持っている知識に縛られず、勉強し続けていくことの大切さを学ぶことができたと思います。

電子情報サービス課の業務

入館3年目にして初の異動となり、電子情報部電子情報サービス課に配属されました。同課では、情報システムの開発という、私にとっては全く未知の業務に携わることになりました。担当となったのは、当館の資料収集・整理業務や、資料閲覧等の利用者サービス業務を司る基幹系システムです。

システム開発といっても、自分でプログラミングをする訳ではありません。職員が主に担当するのは、情報システムを利用している当館内部署と調整を行い、今ある情報システムの後継システムの要件を決定することであり、実際の開発はITベンダに委託します。実際の業務は、ほぼ委託先業者との調整や当館内の部署間の調整であり、そのための打合せや、調整を実行するためのドキュメント作成に多くの時間が費やされます。電子情報サービス課に配属されてまず驚いたことは、日々の打合せの多さでした。

そのような業務であるため、職員が情報システムの専門家である必要は必ずしもありません。しかし、ITベンダという専門家と協力して仕事をしていく都合上、知識はあればあるほど良いというのも事実です。電子情報サービス課においてもやはり、必要な知識を自分から吸収していくことの重要性をいつも痛感しています。

おわりに

国立国会図書館は、知を未来に伝えていく責務を負っています。だからこそ、職員相互の専門性を尊重する風土のある職場だと感じています。そのため、キャリアの長さによらず、人にない得意分野を持っていれば頼りにされますし、また、専門を限定せずに知識の幅を広げていくことで、活躍の場が広がります。

自らの能力を高めつつ、生かしたいという意欲のある皆さん、ぜひ国立国会図書館という選択肢を考えてみてください。