ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 関西館アジア情報課 緒方 佑衣(平成24年度入館)(平成27年度職員採用説明会(平成28年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

関西館アジア情報課  緒方 佑衣

  • 平成24年 4月 入館(Ⅱ種)、調査及び立法考査局調査企画課
  • 平成26年 4月 関西館アジア情報課

はじめに

私は大学で中東の歴史や神話、言語を学びました。その際に資料を後世に伝える重要性を強く感じ、我が国唯一の国立図書館として、資料を将来の利用者のために保存する責務を負う当館を志望しました。以下では、これまで経験してきた2種類の業務について簡単に紹介します。

調査及び立法考査局調査企画課編集係

入館後最初に配属された調査及び立法考査局では、国会議員等への調査・情報提供サービスを行っており、その一環として、議員向けの論文を職員が執筆、刊行しています。私はその刊行物を作る編集係として、出典の書き方や誤字脱字、情報源のチェックなどをしていました。原稿に向かい続ける地道で成果が目に見えにくい仕事ですが、職員の努力の結晶である刊行物の信頼度を高め、使いやすい情報源とする、とても重要でやりがいのある仕事でした。また、若手から管理職レベルまで、多くの執筆者と一緒に仕事ができたことはとても良い経験になりました。

アジア情報課

入館3年目に東京本館から関西館へ異動し、関西館アジア情報課に配属されました。

当館では日本を除く東アジアから中東・北アフリカまでを「アジア」とし、アジア情報課は、この広大な地域の資料・情報を担当しています。私は中東・北アフリカ、中央アジア、モンゴルを担当していますが、東南アジア、南アジアに関する業務にも携わっています。

業務内容は購入する資料の選書から、目録作成、利用者への提供、レファレンス、情報発信までを一貫して行うため、多種多様です。恐らく「図書館の仕事」として思い浮かぶことを一通り行っています。アジア関係機関との交流も積極的で、国内の類縁機関だけでなく、中韓の国立図書館との業務交流や、東南アジアの図書館関係者の見学受入など、国際的な交流に携わる機会も多いです。

扱う地域、業務共に幅広く、覚えることが多くて大変ですが、2年間を当課で過ごした今でも日々新たな学びがあり、新鮮な気持ちで仕事に向き合っています。

他にも、アジア情報課は海外出張のチャンスも多く、当館の刊行物への執筆や、語学が得意な人は翻訳や通訳をする機会があるなど、色々なことができます。

ちなみに、アジア諸国の言語能力は必須ではありません。語学力があれば業務に大いに生かせますが、最初からできなければいけないということはなく、努力して学ぶ意欲の方が重要です。私は大学時代から勉強を続けていたペルシア語を業務に役立てているほかに、アジア情報課に配属されてからベトナム語やインドネシア語を語学研修で学び、目録作成などに活用しています。

おわりに

当館の仕事は幅広く、私が経験した部署だけでも、業務内容や必要になる能力が全く違いました。どんな仕事でも、意欲的に学び、取り組めることが大切なのだと感じています。同時に、今現在担当している業務内容に直結していなくても、自分の専門を勉強し続けている人も多いです。自分の専門をそのまま業務で使える仕事が常にできるとは限りませんが、勉強を継続していれば、どこかで仕事につながってくると思います。

常に学ぶことや、知識を得ることを楽しめる人にとってはとても面白い職場環境ですので、意欲的な皆さんと共に働ける日を楽しみにしています。