ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 関西館電子図書館課 本田 伸彰(平成16年度入館)(平成27年度職員採用説明会(平成28年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

関西館電子図書館課  本田 伸彰

  • 平成16年10月 入館(Ⅱ種)、関西館資料部収集整理課
  • 平成18年10月 資料提供部利用者サービス企画課
  • 平成20年 4月 調査及び立法考査局農林環境課
  • 平成26年 4月 関西館電子図書館課(係長)

はじめに

国立国会図書館に入館するまで、ずいぶんと寄り道をしました。学生時代は理系で、大学では農学部で畜産を学びました。その後進学した大学院では、理学系研究科で無重力状態が生物に与える影響について研究しました。しかし修士課程を終え、最初に就職したのは某地方の新聞社でした。そこで2年弱記者として働いた後、退職。実家の近くに関西館が出来たこともあり、受験資格のある年齢上限ギリギリで当館の採用試験を受けました。国立国会図書館には多様な業務があり、寄り道をした経験を生かす場があるのではないかと考えたことも志望動機の1つです。

入館後は4つの部署を経験しました。そのうち、6年間在籍した農林環境課と、現在の電子図書館課での業務について紹介いたします。

農林環境課での業務

調査及び立法考査局には、国会の諸活動を調査・情報面で補佐するという役割があります。農林環境課は、国会の農林水産委員会や環境委員会に関係する分野の調査業務を所掌しており、その中で私は農林水産分野を担当していました。

日々の調査業務は大きく2つに分けられます。1つは「依頼調査」と呼ばれるもので、国会議員の事務所や政党から寄せられるレファレンスへの対応です。例えば、「○○国の農業政策の概要を、明日までにまとめてほしい」といった依頼に、当館の所蔵資料やウェブサイトの情報を基に報告書を作成したり、時には依頼者のもとに伺い直接説明したりするなどして回答いたします。もう1つは「予測調査」と呼ばれるもので、これは、今後国政の課題となりそうなテーマなどについて、当館刊行物に掲載する論文を執筆するというものです。

これら調査業務を遂行するためには、知識の土台となる、新聞や雑誌の日々のチェックは欠かせませんでした。

電子図書館課での業務

関西館電子図書館課は、デジタル化した所蔵資料を閲覧できる「国立国会図書館デジタルコレクション」や、当館が収集した過去のウェブサイトを閲覧できる「WARP(インターネット資料収集保存事業)」と呼ばれるサービスの開発や提供などに関わっています。

私が係長を務める研究企画係の業務の1つが、所蔵資料のデジタル化データなどの電子情報を長期にわたり保存し、いかにその利用を保証するか検討し、その実現のため取り組むことです。一朝一夕に答えが出るテーマではありませんが、目の前の課題をクリアしていくことで、貴重な文化資源である電子情報を後世に伝えていけるのではないかと考えています。

当館職員を目指す方へ

最後に、私が感じる、職場としての当館の魅力を2点挙げたいと思います。1点目は、入館前に想像していたよりも、多様性を持った職場であること。業務内容もさることながら、様々なバックボーンを持った職員が働いており、組織に弾力性を与えています。もう1点は、男性職員にとっても仕事と子育てを両立しやすい職場であること。私も3人の未就学児を保育園に通わせていますが、同じような立場の職員も多く、周囲の理解を得やすいと感じています。自身の将来設計を立てやすい職場だといえるのではないでしょうか。