ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 国際子ども図書館児童サービス課 小熊 有希(平成24年度入館)(平成29年度職員採用説明会(平成30年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

国際子ども図書館児童サービス課  小熊 有希

  • 平成24年 4月 入館(Ⅱ種)、調査及び立法考査局国会レファレンス課
  • 平成27年 4月 電子情報部システム基盤課
  • 平成29年 4月 国際子ども図書館児童サービス課

はじめに

私は、大学では教養学部で芸術や文化について幅広く学び、卒業論文では児童文学について書きました。もともと図書館という場が好きで、在学中は新入生に大学図書館の使い方や資料の探し方を教えるアルバイトをしていました。この経験を通して、図書館が利用者に対し、情報にたどり着くために必要な知識を積極的に教えていく重要性を実感するようになりました。調べ方を教えたり発信したりする業務にもっとじっくり取り組んでみたいと思ったことが、当館を志望した理由のひとつです。ここでは、国際子ども図書館での私の業務についてご紹介します。

国際子ども図書館での業務

国際子ども図書館には、①児童書専門図書館として、国内外の児童書を収集・提供するとともに、子どもや児童書に関係する方へ研修や情報発信等を行うこと、②子どもと本のふれあいの場を提供すること、③子どもの本のミュージアムとして、展示会・講演会を通して児童書の魅力を広く一般の方へ紹介することという3つの役割があります。

私が所属する児童サービス課は子どもと直接関わる②の部分を担っており、私はその中でも中高生を対象としたサービスを主に担当しています。国際子ども図書館では平成28年のリニューアルを機に、中高生の調べものに役立つ本約1万冊を開架した「調べものの部屋」を新たに開設しました。歴史が浅いこともあって、担当職員の間にはアイデアを出し合って積極的に試していこうという雰囲気があり、若手の私でも意見を言いやすい環境です。

調べものの部屋では閲覧サービスだけでなく、室内の資料を使って様々な課題に取り組む「調べもの体験プログラム」を中高生向けに提供しています。チームでの対戦やスタンプラリー等、工夫を凝らしたコースがあります。体験プログラムを通して図書館の使い方や調べ方を知り、調べることの面白さや本への親しみを感じてもらえるよう、日々改良を加えています。「将来司書になりたいから」、「本が好きだから」、「授業でなんとなく」等々、様々な目的意識で訪れる生徒たちを相手に毎回充実した運営をするのは難しいですが、やりがいを感じます。

入館から6年が経ち、採用試験当時の志望動機を意識することはほとんどありませんが、こうして当館を志望する皆さんへメッセージを送る機会を得て改めて振り返ると、入館前からやりたかったことに今まさに取り組めていることに身の引き締まる思いがします。

当館職員を目指す方へ

当館の業務は多岐に渡っています。私は調査及び立法考査局、電子情報部、国際子ども図書館の3つ部署を経験しましたが、求められる技能や知識は様々で、異動のたびに馴染みのない業務に挑戦することになりました。戸惑うこともありますが、研修も充実していますし、周囲に勉強熱心な職員が多く、刺激を受けながら技能や知識を習得していくことができます。新しいことを勉強するのが好きな人、好奇心旺盛な人には、成長し続ける実感を得られる環境ではないかと思います。国立国会図書館を就職先のひとつとして検討していただけたら幸いです。