ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 関西館図書館協力課 阿部 健太郎(平成18年度入館)(平成29年度職員採用説明会(平成30年2月~3月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

関西館図書館協力課  阿部 健太郎

  • 平成18年 4月 入館(Ⅱ種)、総務部会計課
  • 平成21年 7月 関西館アジア情報課
  • 平成27年 4月 関西館図書館協力課(係長)

はじめに

私は大学・大学院と、日本や朝鮮など東アジアの歴史を研究していました。史料として刊行された図書や、論文が掲載された雑誌などを頻繁に参照していたので本に関わる仕事がしたかったこと、また学生時代に学習したハングルや中国語を生かした仕事をしたかったことがあり、当館を志望しました。

アジア情報課の業務

関西館アジア情報課では、ハングルで書かれた朝鮮語資料の担当でした。購入する資料を選ぶ業務、資料の目録を作成する業務、閲覧室や書庫の資料を管理する業務、カウンターで利用者からの質問に答えたり調べ方などの情報を発信する業務などを行っていました。

購入する資料を選んだり目録を作成したり、調べ方などを情報発信するときは、朝鮮語という能力を生かすことができました。また、当館は韓国の国立中央図書館や国会図書館と業務交流を行っているほか、出張や在外研究などで韓国の図書館を訪問したり、韓国の図書館関係者が当館を来訪したりすることがあるので、現地に赴いたり、現地の人と会話したりメールのやり取りをする機会があります。アジア情報課では、朝鮮語資料のみならず中国語やアジアの諸言語の資料も扱っており、言語能力を生かした国際的な仕事ができます。

図書館協力課の業務

関西館図書館協力課では、国内外の図書館や図書館情報学に関する情報を収集して発信したり調査研究を実施したりする業務を担当しています。図書館や図書館情報学に関する最新の情報を発信するウェブサイト「カレントアウェアネス・ポータル」に毎日ブログ記事を掲載したり、メールマガジンや雑誌の編集を行ったりするなど、雑誌の編集部のような業務をしています。

欧米など図書館が先進的な取組を行っている地域の情報を収集して、日本語に翻訳して発信しているので、最先端の図書館事情を把握できます。英語による情報収集が中心ですが、フランス語やドイツ語、中国語や韓国語などの情報の収集は不十分になりがちなので、これらの言語を習得している人はその言語力が大いに役立ちます。図書館に関する情報を専門的に発信するウェブサイトや媒体はあまりないので、図書館員や図書館情報学の研究者をはじめ、多くの方が利用してくださっています。

おわりに

当館は国立図書館として国内の公共図書館や大学図書館などと連携しつつ国民へ図書館サービスを提供する一方で、日本の国立図書館として諸外国の国立図書館とやり取りをする機会も多いです。何らかの言語を習得した人にとっては、自分の習得した言語を生かした仕事をすることができ、やりがいを感じられると思います。逆に、そのような業務に積極的に取り組めば、特定の言語を習得したり研鑽したりすることもできます。また、日本においてはもちろんのこと、世界においてさえも先進的な情報を収集・発信したり、サービスを提供したりすることができます。国際的な仕事、最先端の仕事をしたい人はぜひ当館の職員になって活躍してください。