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トップ > イベント・展示会情報 > 過去の展示会 > 第21回 関西館小展示「梅尽くし―和歌から絵画、食卓まで―」

第21回 関西館小展示「梅尽くし―和歌から絵画、食卓まで―」
(終了しました)

第21回関西館小展示チラシ(PDF: 804KB)
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梅の持つ数ある別名の一つに春告草という名があります。その名のとおり、梅は毎年変わらずに春の訪れを告げ、見頃を迎えます。

第21回の関西館小展示では、「梅尽くし―和歌から絵画、食卓まで―」と題し、千年以上にわたって日本人の心を捉え続けてきた梅についてご紹介します。先人たちが観て、詠んで、描いてきた梅は、染色、薬用などにも利用されてきました。また、食卓でも親しまれ、近年では健康への効能研究も進んでいます。梅の持つ様々な側面を、所蔵資料約100点を用いてお伝えします。この時期の外出は、気が進まないという方も、今年は梅の魅力をもっと知って思い切って少し早目のお花見などいかがでしょうか。ぜひ関西館にお越しください。

また、関連イベントとして、上野誠氏(奈良大学文学部教授)による講演会「梅の宴歌―中臣清麻呂朝臣の宅にして宴する歌―」も実施します。ぜひご参加ください。

展示資料紹介

詠む梅
(1) 『紀州本万葉集』巻第5 後藤安報恩会. 昭和16.【310-16】

紀州本万葉集の表紙画像

鎌倉時代末期から室町時代後期にかけて書写された紀州本万葉集を昭和16(1941)年に刊行した複製本。万葉集の時代には梅は珍重され、詠まれた植物としては萩に次いで2番目に多い119首にも上る歌が収められている。中でも大伴旅人邸の宴で詠まれた「梅花の歌三十二首」は、いわゆる「梅花の宴」として有名である。
(2) 『古今和歌集』 紀貫之等奉勅撰; 中川恭次郎 編. 歌書刊行会. 明42.4.【特22-908】
古今和歌集の梅の和歌といえば、紀貫之が詠んだ「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける」という一首がよく知られている。梅の視覚的な魅力が多く詠まれた万葉集から時代を下り、梅の香りの魅力が詠まれることが増えるのも平安時代の特徴である。
育つ梅
(3) 『花壇地錦抄』 伊藤伊兵衛 著. 京都園芸倶楽部. 昭和8.【651-14-(2)】
元禄8(1695)年に巣鴨の植樹家、伊藤伊兵衛が出版した園芸書で、同時代には園芸の基本書として広く浸透した。本書は京都園芸倶楽部が翻刻して昭和8(1933)年に出版した資料である。「梅のるひ」(梅の類)の項目には紅梅、とこなり、難波など、50種近くの品種の特徴やいわれが記述されている。
(4) 『日本の梅・世界の梅』 堀内昭作 編. 御津町. 1996.3.【RB177-G8】
日本と世界の梅の生産事情から生物学的特性、起源と歴史、品種、系統、分類等までを写真や図を多用して詳しく解説している。さらに、後半部分は文化史も網羅されており、古来、梅が日本や中国でどのように愛でられてきたかを本書で概観することができる。
食す梅
(5) 『医心方』 丹波康頼 著; 正宗敦夫 編纂校訂. 日本古典全集刊行会. 昭和10.【490.9-Ta85ウ】
平安時代中期の医官、丹波康頼が永観2 (984) 年に完成させた、日本に現存する最古の医学書。本書は昭和10(1935)年に出版された復刻版である。梅実の項目では「味は酸、平、無毒。」とした上で、解熱、四肢身体の痛み、手足の麻痺を和らげるなどの記述があり、平安時代から梅の効用が知られていたことが伺われる。
描く梅
(6) 『梅つくし』 古谷紅麟 著. 山田芸艸堂. 明40.2. 【22-387】

梅つくしの表紙画像

図案画家、古谷紅麟の図案集。古谷は、図案製作を学び、京都市美術工芸学校(現・京都市立芸術大学)の教師をするかたわら、洋画技法を習い、京都の図案工芸の世界で頭角を現しつつあった。本書は、梅をモチーフとした図案集で、古来用いられてきた梅の文様のイメージだけに捉われない鮮やかな色遣い、斬新なデザインが目を引く。
観る梅
(7) 『日本図会全集』第2期第3巻. 日本随筆大成刊行会 編. 日本随筆大成刊行会, 1928-1929.【291.08-N691-N】

日本図会全集の見開き画像

京都(=都)の庭園(=林泉)について書かれた『都林泉名勝図会』(寛政11(1799)年)の復刻版。名所図会(本書は名勝図会)とは、江戸・畿内を始め、諸国の名所旧跡や年中行事を古典の引用や風俗画を交えて紹介する、いわば江戸時代のガイドブックである。伏見梅渓は「初春の清香四方に薫」り、「これを賞して洛下の騒人千もとの陰に余寒の烈しきを忘る」と本文で描写され、挿絵では思い思いに談笑しながら春を告げる梅を愛でる江戸時代の人々の姿が生き生きと描かれている。
日時 2017年 2月16日(木) ~3月14日(火) 10:00~18:00※日曜日を除く
会場 国立国会図書館 関西館 閲覧室(地下1階)
参加費 無料
お問い合わせ先 0774-98-1341 (関西館資料案内)