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第24回 関西館小展示「百花繚乱!ガーデニングの世界」
(終了しました)

第24回関西館小展示チラシ
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生活を豊かに彩ってくれるガーデニングは、多くの人に身近に親しまれています。その歴史はかなり古く、古代エジプトの遺跡から約4千年前の花壇とみられる遺構が発掘されるなど、ガーデニングは長い時間の中で育まれ、発展してきました。

個人が気軽に楽しめるものでありながら、文化や産業、医療などの側面も併せ持つガーデニング。第24回の関西館小展示はガーデニングをテーマに、“花・菜・庭・知・図”という5つの視点から多彩な本や雑誌約100点をご紹介します。

また、関連イベントとして、勝元幸久氏(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部 主幹研究員)による講演会「夢の青いバラ~開発にこめられた想い~」も実施します。ぜひご聴講ください。

展示資料紹介

(1) 『本草図譜 48』岩崎常正 著. 本草図譜刊行会, 大正5-10【309-66】

おにゆりの挿画

江戸時代末に作られた日本最初の本格的彩色植物図譜が、大正時代初期に復刻されたもの。野生種、園芸種、外国産など2000品を超える色鮮やかな草木が92冊にまとめられ、蔓草部や雑草部、穀部等に分類されています。展示資料は百合の品種が集められた48巻で、展示箇所は「おにゆり」。現在は花としてのイメージが強い百合ですが、本草図譜では菜部に分類され、別ページには「根を培養して食用となす」「煑て食ふべし」等の記述も見られます。ほかにも、49、62巻を展示。

(2) 『Engineering of the rose flavonoid biosynthetic pathway successfully generated blue-hued flowers accumulating delphinidin
Yukihisa Katsumoto, Masako Fukuchi-Mizutani, Yuko Fukui 他. 掲載誌 Plant and Cell Physiology 48(11). Japanese Society of Plant Physiologists, 2007.11【Z53-C97】

小展示関連講演会「夢の青いバラ~開発にこめられた想い~」の講師である勝元幸久氏(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部 主幹研究員)が筆頭著者の論文で、自然界には存在し得ない「青い」バラの開発プロセス(青い色素(デルフィニジン)を合成するために必要な遺伝子(青色遺伝子)を取り出すこと、バラの細胞に青色遺伝子を入れ、その細胞から遺伝子組換えバラを作製する方法を開発すること)をまとめたものです。平成21(2009)年度に、日本植物生理学会が植物科学の進歩に寄与する独創的で国際的にも優れた論文に授与している、PCP論文賞を受賞しました。

(3) 『西洋松茸マッシュルームの年中栽培』蔬菜園芸研究会 著. 蔬菜園芸研究会, 昭和3【特212-537】

マッシュルームの挿画

“西洋松茸”の正体は、チキンライスやシチューの中にひっそり入っていることが多いあの食材。今では珍しくはないマッシュルームも、昭和初期にはあまり知られていませんでした。本書はマッシュルームを国産化し、農家を富ませて国を豊かに、という意図のもとに書かれた栽培法指南書です。おいしく食べるためのレシピ付き。

(4) 『한국의 전통정원 : 조선시대 대표적인 전통정원을 중심으로(韓国の伝統庭園 : 朝鮮時代の代表的な伝統庭園を中心に)= Traditional Korean gardens : representative gardens of the Joseon period 개정[판]』진혜영, 송정화, 안태현, 이선희, 이해주, 이정희, 권영한, 신현탁 집필. 국립수목원, 2015.12【KA437-K6】

(朝鮮語・英語併記)韓国の国立樹木園が発行した、韓国の伝統庭園の写真集です。朝鮮時代の伝統庭園27箇所を、「宮殿庭園」「別荘庭園」「住宅庭園」「書院庭園」「寺刹庭園」の5つに分類して紹介しています。特に、植栽について詳しく解説されており、庭園ごとに植物の種類と配置図、そして一部の植物については、その植物が持つ意味も掲載されています。日本庭園とは雰囲気の異なる、お隣の国の伝統庭園を覗いてみませんか?

(5) 『建築緑化入門 : 屋上緑化・壁面緑化・室内緑化を極める! (日経BPムック)』日経アーキテクチュア 編. 日経BP社, 2009.10【Y94-J10668】

屋上や壁、そして屋内に緑をデザインする「建築緑化」の入門書。建築緑化の基本から、実践、応用までのノウハウのほか、その歴史や海外の動向、専門家のコラムなどが掲載され、建築緑化全体を概観できる内容になっています。また、話題作の「その後」など、実際の建築プロジェクトが数多く紹介されており、「第6章 ディティール秀作25選(2001~09年)」には、国立国会図書館関西館のノコギリ屋根も取り上げられています。

(6) 『原色園芸植物大図鑑』北隆館, 1984.5【RB2-145】

2304種の園芸植物のカラー図版を一堂に集めた、監修者曰く「図鑑らしい図鑑」。“大”図鑑と銘打たれているだけあって、約5.5 cmもの厚さがあります。学名・属名や原産地、生育温度など、学術的な情報を網羅するだけでなく、季節別・用途別の索引も備えており、一般読者への気遣いも忘れていません。色鮮やかで緻密な図版の数々は、眺めているだけで目を楽しませてくれます。

日時 2018年 8月16日(木) ~9月18日(火) 9:30~18:00 ※日曜・祝日を除く
会場 国立国会図書館 関西館 地下1階閲覧室
参加費 無料
お問い合わせ先 0774-98-1341 (関西館資料案内)