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トップ > 新着情報 > ニュース > 国立国会図書館の使命を着実に果たすために ―平成26年の新年を迎えて

2014年1月6日 国立国会図書館の使命を着実に果たすために ―平成26年の新年を迎えて

新年あけましておめでとうございます。

年頭に当たり、日頃の衆・参両議院の国会議員の皆様のご指導、また、多くの方々からのご支援に対して、この場を借りて心からお礼申し上げます。
国立国会図書館は、国内外の資料・情報を広く収集し、それらを基盤として、国会の活動を補佐するとともに、行政および司法の各部門、そして広く国民に図書館サービスを提供するという任務を担っております。このような変らない使命を再確認し、短・中期的に取り組むべき活動目標として、一昨年に「私たちの使命・目標2012-2016」を公表し、昨年はさらにそれを具体化した「戦略的目標」を取りまとめました。本年も引き続き、この目標の実現に向けて、着実に取り組んでまいります。
ここで、本年に取り組むべき課題のうち、4点の重要事項について申し述べたいと思います。

第一に、国会の活動を補佐する役割においては、国会議員の皆様からのご依頼に応じ、さまざまな国政課題に関して迅速かつ的確な情報提供に引き続き努めます。また、国内外の制度・政策・立法等に関する予測調査や、分野横断的な調査プロジェクトの取り組みを一層強化してまいります。さらに、国民と国会をつなぐ役割の一端を担い、衆・参両議院事務局と連携しながら、国会が行う立法・行政監視等の諸活動から生まれる「国会関連情報」を発信する機能の拡充に努めます。

第二に、本年1月から、国立国会図書館がデジタル化した図書・雑誌及び博士論文等の所蔵資料のうち、絶版等の理由により一般的に入手が困難なものについて、全国の図書館等に画像データを送信するサービスを開始いたします。現在、国立国会図書館の施設内でのみ利用可能な約180万点のデジタル化資料のうち約131万点を、国立国会図書館の承認を受けた全国の図書館等の施設内で、利用者の皆様が閲覧したり、部分的に複写したりできるようになります。
また、視覚障害のある方や印刷物を読むことが困難な方のために開発されたデジタル録音図書の国際標準規格(DAISY)により、国立国会図書館が製作した学術文献録音図書等の送信サービスも開始いたします。全国視覚障害者情報提供施設協会が運営する「視覚障害者情報総合ネットワーク(サピエ)」とともに、ご活用いただければ幸いです。

第三に、民間が発信しており、インターネット上に無償かつDRM(技術的制限手段)なしで流通している電子書籍・電子雑誌等の収集事業に、引き続いて鋭意取り組んでまいります。この事業は、昨年7月から国立国会図書館法に基づく制度として始まり、10月からは国立国会図書館の施設内で閲覧提供を開始いたしました。本年は、出版者から送信していただいた電子書籍・電子雑誌等を受け入れるシステムが稼働する予定です。
また、昨年4月の学位規則の改正をうけて、今後はインターネット上に公表されることになった、電子媒体の博士論文の収集および閲覧サービスの提供を開始いたします。
一方、有償またはDRMのある電子書籍・電子雑誌等を収集する制度の構築については、引き続き、館長の諮問機関である納本制度審議会においてご議論いただきます。制度化に先立って、出版界をはじめ関係の皆様のご理解をいただくよう、段階的なアプローチも踏みながら進めてまいりたいと考えています。

第四に、昨年3月に公開した「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(愛称:ひなぎく)」の構築事業に、引き続いて強力に取り組む所存です。この事業は、国全体で東日本大震災に関するあらゆる記録を分担して保存し、被災地の復旧・復興、今後の防災・減災に活用するとともに、未曾有の大災害の記録を後世に伝えていくことを目的としています。時間の経過とともに、大震災に関する記録の散逸や関心の低下が懸念されておりますが、関係者の皆様のご理解ご支援をいただきながら、粘り強く取り組むことが不可欠となっています。今後とも、関係諸機関との連携を進めながら、コンテンツの拡充に努めてまいります。

以上、本年に取り組むべき4点の重要事項を取り上げ、ご紹介しました。このほかにも、公共図書館等による、「国立国会図書館サーチ」やNDL-OPAC経由での書誌データ利用の拡大に向けた取り組み、国際的な動向を踏まえた目録規則改訂の検討、国立国会図書館が所有する書誌データやデジタル化資料の二次利用の拡大に向けた検討等、喫緊の課題は多く、それぞれに誠実に取り組んでまいりたいと思います。
新年を迎えて、国立国会図書館は、情報社会における知識・文化の基盤を担うため、一層の創意と工夫を図り、皆様のご期待に応えてまいりたいという決意を新たにしております。

今後とも皆様の一層のご支援ご鞭撻をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

国立国会図書館長 大滝則忠

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