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2019年1月4日 新年のごあいさつ

羽入館長の肖像写真

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年の国立国会図書館開館70周年の記念行事には多くの方々のご協力を頂きまことに有難うございました。今年は気持ちも新たに国立国会図書館の一層の充実と発展に努めてまいります。

情報環境が急激に変化し、とりわけ近年は情報のデジタル化、ネットワーク化の進展に伴って膨大なデジタル情報が絶え間なく流通するようになってきております。
昨年は新たに「国立国会図書館オンライン」を開始いたしました。
これは、国立国会図書館の所蔵資料とデジタルコンテンツを検索し、各種の申込みができるサービスです。また、スマートフォンやタブレットでもご利用いただけるように、ホームページを刷新いたしました。
どのような状況にあっても利用しやすい環境を整えることは国立国会図書館の基本的方針であり、中期ビジョン「ユニバーサル・アクセス2020」が目指しているところです。

国立国会図書館は、高度なレファレンス能力に基づく調査と研究によって国会活動を補佐することを、開館当初からの第一義的な役割としています。加えて、国立国会図書館は我が国唯一の納本図書館でもあり、この点においては資料の収集と保存、そしてこれらの資料を利用しやすく整備するという役割も担っています。
そこで現在進行中の中期計画では、「国会活動の補佐」、「資料・情報の収集・保存」、「情報資源の利用・提供」の三点を重点項目といたしました。
第一の点については、とりわけ情報を収集し体系化し分析する能力を持った人材の育成を重視しています。
第二の点については、資料を収集し体系的に整理し長期に保存するための高度な専門性が求められます。加えて、国際的動向を踏まえた制度の改善、そして図書館資料に関わる人々との協力が必須です。
さらに、図書館資料を提供するという第三の点については、資料提供の在り方を恒常的に議論し研究し開発する必要があります。

これら三点はいずれも社会の変化への対応と同時に、長期的な視点が必須であり、「ユニバーサル・アクセス2020」はそのための指針です。つまり、国立国会図書館の活動は常にユニバーサルに、永続性と多様性を念頭に置いて普遍的な観点から国会活動を補佐し、資料を収集し、その利用環境を整えることを基本としています。

昭和23(1948)年、多くの期待とともに国立国会図書館は立法府の一組織として設置され、国立国会図書館法の前文には次のようにあります。
「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立つて、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。」

この使命を心に留めて、中期計画期間の後半は、社会環境や情報環境の急激な変化への対応策を研究しながら、国立国会図書館の将来の発展のための具体案を示していきたいと考えております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

国立国会図書館長 羽入佐和子

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