English

メニューへ

第5章 新日本の建設

ホーム > 第5章 新日本の建設 > c. GHQと戦後改革 > 公職追放

c. GHQと戦後改変

5-7 公職追放

鳩山一郎 (鳩山会館所蔵) 『鳩山一郎・薫日記』上巻所収
鳩山一郎 (鳩山会館所蔵)『鳩山一郎・薫日記』上巻所収

昭和21(1946)年1月4日、GHQから日本政府に対して、「ある種類の政党、協会、結社その他の団体の廃止」(SCAPIN548)「好ましくない人物の公職よりの除去」(SCAPIN550)が発令された。後者では、戦争犯罪人、陸海職業軍人、極端な国家主義者など7つの項目を挙げて、該当する人物の公職からの罷免、官職からの排除を指令している。

同年4月、戦後初の総選挙が実施され、自由党が第1党となり、鳩山一郎が次期首相候補となった。しかし、戦前の翼賛議員の排除を目的としたGHQによる公職追放は、5月3日鳩山にも発令され、翌日、大命降下を待っていた鳩山の元に届いた。鳩山の側近であった安藤正純はその日の日誌で、予想外の追放令に驚愕し、急ぎ関係者と協議を始めた様子を記している。鳩山に替わる首相には吉田茂が選ばれ、5月22日第1次吉田茂内閣が成立した。

Memorandum for: Imperial Japanese Government. Through: Central Liaison Office, Tokyo. Subject: Removal and Exclusion of Undesirable Personnel from Public Office

昭和二十一年日誌

メニュー
Copyright © 2006-2010 National Diet Library. Japan. All Rights Reserved.