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第6章 55年体制の形成

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a. 吉田内閣から鳩山内閣へ

6-1 鳩山一郎の復帰

石井光次郎 『回想八十八年』所収
石井光次郎 『回想八十八年』所収

追放解除で祝杯の鳩山邸 『昭和 二万日の全記録』第9巻所収
追放解除で祝杯の鳩山邸 『昭和 二万日の全記録』第9巻所収

日本の独立回復を目前にした昭和26(1951)年6月11日、東京都文京区音羽の鳩山邸に安藤正純、三木武吉、石井光次郎、大久保留次郎、岩淵辰雄、山下太郎が集まり、鳩山の公職追放解除を見据えて、吉田茂が率いる自由党に復帰すべきか否かについて激しく議論を闘わせた。しかし、鳩山は、この最中に脳溢血で倒れ、療養生活に入り、政界復帰の第一声は翌年9月の総選挙時になった。

石井は、鳩山の縁戚関係にあり、戦後、朝日新聞社を退社して日本自由党に入党、昭和22(1947)年1月、第一次吉田内閣の商工大臣を務めたが、同年公職追放となった。昭和25(1950)年追放解除となり、昭和27(1952)年第四次吉田内閣で運輸大臣に就任。日記からは吉田と鳩山の融和に腐心する石井の様子が読み取れる。

新日記 昭和25年~27年

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