米沢藩家老千坂高明の長男。明治3(1870)年米沢藩の大参事となり、藩主上杉茂憲に随いイギリスに遊学、6年帰国して内務省に入る。西南戦争では陸軍中佐として出征。のち、石川県令、内務大書記官、岡山県令を歴任した。退官後は実業界に入り、両羽銀行、宇治川水電、横浜倉庫などの重役をつとめた。27年より貴族院議員。