父船越八百十郎は広島藩士。大村益次郎に兵学を師事。慶応4(1868)年年5月徴士江戸府判事。戊辰戦争では東北遊撃軍参謀として出兵。陸軍大丞、内務権大書記官等を経て、13年千葉県令、21年元老院議官、欧州視察の後、23年石川県知事、24年宮城県知事を歴任。27年貴族院議員に勅選。貴族院院内会派「茶話会」の中核を担う人物となった。28年宮中顧問官、29年男爵。43年枢密顧問官。