ホーム > 採用情報 > 先輩からのメッセージ > 国際子ども図書館児童サービス課 髙橋 奈緒美(平成26年度入館)(令和6年度業務説明会(令和6年10月~令和7年2月開催))

国立国会図書館職員 先輩からのメッセージ

国際子ども図書館児童サービス課 髙橋 奈緒美

主な経歴

  • 平成26年4月 入館(総合職)、電子情報部システム基盤課
  • 平成28年4月 調査及び立法考査局議会官庁資料課
  • 平成31年4月 調査及び立法考査局社会労働課(令和元年7月~副主査)
  • 令和4年4月 国際子ども図書館資料情報課
  • 令和5年4月 国際子ども図書館児童サービス課(令和5年4月~副主査、令和5年7月~係長)

はじめに

学生時代は、家族社会学、ジェンダー・セクシュアリティ研究を専攻していました。修士課程で進路について考えていたときに、大学で開催された就職説明会で当館の採用試験を知りました。現在と未来の国民のために国内外の資料・情報を収集・整理・保存するという当館の役割に魅力を感じ、受験しました。

現在担当している業務

小学生以下向けの閲覧室「子どものへや・世界を知るへや」の運営、開架する資料の選書を担当しています。カウンター業務は児童サービス課全体で担当していますので、中高生向けの閲覧室「調べものの部屋」のカウンターで利用者対応を行うこともあります。

閲覧サービスだけでなく、「おはなし会」などのイベントの企画運営、幼稚園・保育園・小学校・特別支援学校向けの見学など、子どもと本をつなぐための実践も行っています。

また、国際子ども図書館のオンラインコンテンツ「しらべる・まなぶ・よむ」(小学生向け)のコンテンツ作成も担当しています。

担当業務のやりがい・魅力

児童サービス課では、乳幼児から中高生まで、様々な年齢の子どもたちに直接関わる機会があります。選書した資料を子どもたちが実際に手に取る姿や、おはなし会での様子など、子どもたちの反応を直に見て知ることができることが、児童サービス課の業務の魅力の一つです。

児童サービス運営係では、視覚や肢体などの障害や日本語を母語としないなど、読書にバリア(障壁)のある子どもたちが本とふれあい、図書館や読書に親しむきっかけを提供することにも取り組んでいます。直近では、点字やLLブックなどのバリアフリー図書や文字のない絵本のコーナーを、子どものへや・世界を知るへやに設置しました。子どもたちが障害の有無に関わらず、読書を楽しめる閲覧サービスを模索し、実施していくことに、やりがいを感じています。

また、子どもたちへの非来館型サービスも重要です。国際子ども図書館では、令和6年3月から、子どもの読書と学習に役立つオンラインコンテンツの提供を始めました。情報機器の発達・普及により、子どもたちの読書・学習環境が変化している実態を踏まえ、本や図書館、インターネットなどを活用して調べものをする方法や、様々な分野の本を紹介しています。児童サービス運営係が担当する「しらべる・まなぶ・よむ」(小学生向け)のコンテンツでは、テーマを決めて科学の本を紹介するブックトーク動画を提供しており、動画作成などの新しい業務にも挑戦しています。

当館職員を目指す方へ

国立国会図書館の業務は多岐にわたっています。人事異動により様々な部署を経験することで、より広い視野で当館の役割や各部署の業務を考えることができるようになります。未知の業務に戸惑うこともありますが、同僚・上司からのサポートや業務マニュアルが充実しており、安心して新しい業務に取り組める環境が整っていると思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。