不忍池 (しのばずのいけ)
- 現住所
- 台東区上野公園・池之端
- 解説
- 現在の上野公園の西南部にある池。かつて東京湾の入江であったが、平安時代ごろ入江が後退した際に取り残されて池となったとされる。寛永寺創建の際、寺の山号を比叡山にならって東叡山としたことにちなみ、この池を琵琶湖に見立てて、
竹生島 になぞらえた中島を築造し弁天堂を創設した。名前は、忍岡 に由来するという説や、篠が生い茂って輪のようであった(篠輪津)という説など、諸説ある。特に夏季は美しい眺めで、文人たちにより小西湖 と唱えられた。蓮の名所で、茶屋では蓮飯を食べさせた。
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