博物学者。医師西山玄道の次男として生まれる。本草学や蘭学を学び、文政10(1827)年長崎でシーボルトから植物学を学んだ。シーボルトから贈られたツンベルク『日本植物誌』をもとに『泰西本草名疏』を著し、日本で初めてリンネの体系を紹介した。文久元(1861)年幕府の蕃書調所に登用される。明治14(1881)年から東京大学教授。21年には日本最初の理学博士となった。
『泰西本草名疏』 春別爾孤<Thunberg,Karl Peter>//著,伊藤舜民<伊藤圭介>//訳 写
『植物細胞図』 [伊藤圭介]
伊藤文庫