解説
小説家、劇作家、演出家、俳人。慶應義塾大学在学中「三田文学」に発表した小説「朝顔」で認められる。東京の下町に住む人々の生活感を主体とした作品が多く、情緒的写実主義と評される。劇作家としては泉鏡花、永井荷風、樋口一葉作品の脚本を提供するなど活動している。歌舞伎では、菊五郎一座の銀座復興で脚色演出、近松、五瓶から新歌舞伎、「源氏物語」の新作まで幅広く演出を手掛けた。新劇、新派、歌舞伎の演出など多方面に活躍し、昭和12(1937)年文学座創立に参加、戦後は俳句誌『春灯』を主宰した。昭和26(1951)年日本演劇協会会長。昭和32(1957)年文化勲章受章。
関連資料
直筆原稿
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