解説
父は高知藩士浜田充美。勤王運動を経て明治政府に出仕。明治元(1868)年兵庫県権判事。4年10月、岩倉遣外使節団に加わり欧米諸国を視察。帰朝後、陸軍省に出仕、会計局長を経て、14年陸軍少将、17年長官、18年内閣書記官長、元老院議官、22年警視総監、23年貴族院議員等を歴任した。24年に宮中顧問官に転じ、宮内次官を経て、31(1898)年2月、第3次伊藤内閣で宮相に就任。以後、42年まで宮相を務め、宮中政治家としての勢力を確立した。また明治維新の志士の遺墨等の蒐集につとめ、青山文庫、多摩聖蹟記念館等を設立。
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