解説
哲学者、倫理学者。明治42(1909)年東京帝国大学入学、谷崎潤一郎らと第2次『新思潮』に参加。卒業後、実存哲学の研究『ニイチェ研究』(1913)等を出す。大和の旅行記『古寺巡礼』(1919)以降は、『日本古代文化』(1920)に始まる一連の日本文化史の研究に着手。大正14(1925)年京都帝国大学助教授となり、『日本精神史研究』(1926)等を発表。昭和2(1927)年から3年までドイツ留学、その経験から主著『風土―人間学的考察―』(1935)を執筆。9(1934)年東京帝国大学に転じ、倫理学の体系的研究『倫理学』(1937-49)を完成させた。戦後も『鎖国』(1950)等、多彩な業績を残した。25(1950)年日本倫理学会初代会長。30(1955)年文化勲章受章。
関連資料
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直筆資料
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著作
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電子展示会「あの人の直筆」より