解説
日本民俗学の創始者。明治33(1900)年東京帝大法科大学を卒業後、農商務省に入省。法制局参事官等を経て、大正3(1914)年貴族院書記官長に就任、8年に退官。翌年朝日新聞社に入社し、昭和5(1930)年まで論説を担当する。明治41(1908)年より民俗学の研究を始め、43(1910)年には日本民俗学の嚆矢となる『遠野物語』を著した。昭和10年代には民俗学確立のために『民間伝承論』(1934)等をまとめ、戦中、戦後においても民俗学の研究を続けた。百冊を超える主著を含め、その膨大な業績は『定本柳田国男集』に収載されている。昭和26(1951)年文化勲章受章。
関連資料
著作
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