解説
国語学者。儒学者の父大槻磐渓の影響で幼少より漢学に親しむ。洋学を志し、開成所、大学南校等で英学・数学を修めた。明治5(1872)年文部省に出仕し、8(1875)年から文部省の命により、日本最初の近代的国語辞典『言海』(1889-91)の編纂に携わった。ほかに『広日本文典』(1897)、『口語法』(1916)、『口語法別記』(1917)等を著し、国文法の研究に貢献した。晩年は『言海』を増訂した『大言海』の編纂に取り組んだが、没後の昭和12(1937)年に完成した。
関連資料
著作
『』
『』