解説
物理化学者。明治22(1889)年東京帝大理科大学化学科を卒業、34年同大教授となる。在職中、味の四味(甘味、酸味、塩味、苦味)のほかに「うまみ」があると着想し、コンブから抽出した「うまみ」の成分がグルタミン酸ナトリウムであることを突き止め、「味の素」の名で商品化。大正6(1917)年理化学研究所の創立に参画し、のち主任研究員となる。欧州留学中にロンドンで夏目漱石と知り合い、以降親交を持つ。
関連資料
著作
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翻訳
『近世無機化学』 ヰルヘルム・オストワルド 著 池田菊苗 訳注 開成館
電子展示会「本の万華鏡」より