納本された出版物の利用と保存
一括代行機関経由や直接に送付されるなどして、毎週、約1万点の出版物が当館に納入されてきます(納入ルートについては、「納本までの流れ」参照)。
納本された出版物は、図書館資料として登録されるとともに、全国書誌データとして標準的な書誌情報が作成され、国立国会図書館サーチで検索できるようになります。誰が・いつ・どんな資料を作成したかを誰でも手軽に知ることができます。
図書館資料となった出版物は、最適な環境に保たれた書庫で永く保存されます。保存の期限はありません。そして、国政審議に役立てられるとともに、行政・司法各部門の支部図書館を通じて利用されるほか、来館利用サービスや遠隔利用サービスに用いられ、多くの人に利用されます。
また、国際交換用資料として海を渡った出版物は、諸外国の中心的な図書館や研究機関で利用され、国際社会における日本の理解を深めるために非常に重要な役割を果たしています。