ウェブ講演会「インクルーシブな情報社会実現に向けた図書館の役割―韓国国立障害者図書館における取組―」
（終了しました）

障害の有無に関わらず、すべての人が読書による文字・活字文化の恩恵を受けられるようにするため、令和元年6月に「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」（読書バリアフリー法）が制定されました。読書バリアフリーの実現に向けて、国立国会図書館を含めた国の機関、地方公共団体、各種図書館、出版者等が様々な取組を進めています。
当館では、韓国国立障害者図書館からチャン・ポソン氏をお迎えし、3月にウェブ講演会を開催します。
韓国国立障害者図書館は、2007年設立の国立障害者図書館支援センターを前身とし、2012年に韓国国立中央図書館長所管の機関として設立されました。その後、2020年には所管が文化体育観光部長官に変更され、組織・運営の独立性が強化されました。現在、同館は韓国における図書館の障害者サービス政策の策定及び総括を担当し、近年の環境やニーズの変化に合わせ、アクセシブルな資料の製作、収集、提供のほか、電子書籍のアクセシビリティに関する標準化なども行っています。今回の講演会では、韓国の図書館界における障害者サービスをけん引する同館の取組について報告いただきます。ぜひご参加ください。

※日韓同時通訳付

• ちらし（PDF: 323KB）
• 発表資料（韓国語）（PDF: 5.15MB）
• 発表資料（日本語訳）（PDF: 5.88MB）
• 講演動画（国立国会図書館公式YouTubeチャンネル）

チャン・ポソン氏　（韓国国立障害者図書館　資料開発課事務官）

2007年に韓国文化体育観光部入職。以後、同部図書館政策企画団、国立中央図書館国立障害者図書館支援センター勤務を経て、現職。
※文化体育観光部は韓国政府の主要部署のうちのひとつで、文化、芸術、体育、観光、宗教、メディア、広報など様々な分野の政策を担当しています。国立中央図書館や国立障害者図書館は、同部に所属しています。