2022年12月5日 NDLラボの実験サービス「NDL Ngram Viewer」がデジタルアーカイブ学会第4回学会賞・学術賞(基盤・システム)を受賞しました
国立国会図書館がNDLラボから提供している実験サービス「NDL Ngram Viewer」が、この度デジタルアーカイブ学会第4回学会賞・学術賞(基盤・システム)を受賞しました。
デジタルアーカイブ学会の学会賞 (外部サイトへのリンク)は、我が国におけるデジタルアーカイブの振興等に資するため、デジタルアーカイブ学会が、デジタルアーカイブ及び学会活動に寄与した活動に授賞するものです。学術賞(基盤・システム)は、学術の進歩に大きく寄与する研究基盤やシステム等の作成者を対象に、今回から新設されました。
「NDL Ngram Viewer」は、2022年5月にNDLラボ上で公開した実験サービスで、デジタル化資料からOCRによって作成されたテキストデータ(2022年11月末時点では著作権保護期間が満了した図書資料約28万点を対象)を用いて、出版年代ごとに単語・フレーズの出現頻度を可視化・列挙することができます。正規表現を使った検索ができることが特徴の一つにあり、今回の授賞理由に挙げられています。
国立国会図書館は、「国立国会図書館ビジョン2021-2025―国立国会図書館のデジタルシフト―」のもと、資料のデジタル化やテキスト化を進め、引き続き、デジタル化資料やテキストデータを効果的に活用した様々な新しいサービス開発に取り組んでいきます。