参考文献
第1章 江戸時代の恋文あれこれ
恋文のマニュアル本!
- 洒落本大成編集委員会編『洒落本大成』補巻,中央公論社,1988【KG235-4】
- 高橋幹夫『江戸いろざと図譜』新装版,青蛙房,2016【GB376-L9】
- 藤澤紫「恋の謎かけ」『別冊太陽 日本のこころ』253号,2017.8【Z23-238】
- 三田村鳶魚著, 稲垣史生編『江戸生活事典』青蛙房,1959【382.136-M533e-I】
- 綿抜豊昭『江戸の恋文 言い寄る、口説く、ものにする』(平凡社新書 714),平凡社,2014【GD73-L14】
※ご紹介した『女用文忍草』『遊女案文』は本書ですでに言及があります。うち前者の内容は詳述されており、今回の「本の万華鏡」でも多くを参考にさせていただきました。
- 『江戸時代女性文庫』32,大空社,1995【GB391-E89】
古典が恋文のお手本に!?
- 板坂則子『江戸時代恋愛事情 若衆の恋、町娘の恋』(朝日選書 960),朝日新聞出版,2017【GD73-L57】
- 市古貞次「艶書小説の考察」『中世小説とその周辺』東京大学出版会,1981【KG172-18】
- 今井源衛「女子教訓書および艶書文学と源氏物語」『紫林照径 源氏物語の新研究』角川書店,1979【KG59-104】
- 菊池真一編『薄雪物語・新薄雪物語』和泉書院, 1983【KG216-31】
※本文で引用する和歌やその詠者の名は、本書から漢字混じりの文章を引用しました。
- 国書刊行会編『江戸時代文芸資料』第四(国書刊行会刊行書),国書刊行会,1916【913.5-E22-K】
- 鈴木正彦「艶書文学の発生と展開-その実用性と文芸性と」『文学研究』16号,1962.5【Z910.5-B3】
- 辻勝美「中世女流日記文学と手紙」『語文』通号92,1995.6【Z13-174】
- 暉峻康隆『近世文学の展望』明治書院,1953【910.25-Te197k】
- 野田寿雄『近世初期小説論』(笠間選書 91),笠間書院,1978【KG212-10】
- 萩谷朴『平安朝歌合大成』第5(本文資料各説篇 第5),1961【911.18-H122h】
- 樋口清之『恋文から見た日本女性史』講談社,1965【367.21-H449k】
- 藤沢衛彦編『絵入日本艶書考』文芸資料研究会,昭和3【585-14】
- 水谷不倒『水谷不倒著作集』第1巻,中央公論社,1974【KG211-17】
- 湯浅佳子「近世艶書文芸における『詞花懸露集』」『近世小説の研究 啓蒙的文芸の展開』汲古書院,2017【KG212-L10】
- 湯浅佳子「仮名草子『錦木』の性格」『近世小説の研究 啓蒙的文芸の展開』汲古書院,2017【KG212-L10】
- 『日本古典文学全集 現代語訳』[第5巻],河出書房,1954【918-G292】
- 『日本古典文学全集 現代語訳』[第20巻],河出書房,1955【918-G292】
絵で見る恋文
- 石巻良夫「懸想文売考」『風俗画報』428号, 1912.1【雑23-8】
- 井原西鶴作;横山重校訂『好色一代男』(岩波文庫),岩波書店,1955【913.52-I157k-Y】
- 井原西鶴著;後藤興善訳『西鶴傑作集 現代語完訳』第1冊 (好色一代男),星光書院,1948【a913-595】
- 歌川国貞[画];静嘉堂文庫編『歌川国貞 美人画を中心に』静嘉堂文庫,1996【KC16-G697】
- 歌川豊国画;小川煙村編『古今名婦伝』(歴史地理風俗錦絵文庫 第5回),風俗絵巻図画刊行会錦絵部[ほか],大正7【118-186】
- 黒木勘蔵『近世演劇考説』六合館,昭和4【597-166】
- 鈴木春信[画];浅野秀剛著『鈴木春信 ART BOX』講談社,2017【KC16-L2566】
- 中町泰子『辻占の文化史 文字化の進展から見た呪術的心性と遊戯性』ミネルヴァ書房,2015【HR511-L59】
- 藤沢衛彦編『絵入日本艶書考』文芸資料研究会,昭和3【585-14】
- 藤原英城「恋文のゆくえ 『好色一代男』巻一-二をめぐって」『国語国文』86巻5号,2017.5【Z13-345】
- 吉田瑛二『浮世絵事典 定本』下巻 第2版,画文堂,1990【KC2-E5】
第2章 明治・大正・昭和の恋文あれこれ
明治・大正・昭和の恋文マニュアル―変わらない恋心、変わる愛の言葉―
- 小林裕子「解説『新らしき女の手紙』磯野芳子・編」磯野芳子編『新らしき女の手紙』(女性のみた近代 女が書く 29),ゆまに書房,2004【KF152-H13】
- 鈴木宏宗「国立国会図書館にない本 明治前期の手紙作法の本」『国立国会図書館月報』(681),2018.1【Z21-146】
- 十川信介「基調講演 候文の優勢と言文一致体の台頭」『人間文化』(5),2007【Z71-N735】
- 野村剛史「明治前期の手紙文にみられる「口語体」」石黒圭・橋本行洋編『話し言葉と書き言葉の接点』(ひつじ研究叢書 言語編第122巻),ひつじ書房,2014【KF111-L10】
- 国立国会図書館「第113回常設展示 手紙書き方今昔-手紙が伝えたかったこと」リサーチ・ナビ<https://rnavi.ndl.go.jp/kaleido/entry/jousetsu113.php>
少女同士の親密な手紙―エスという関係から―
- 赤枝香奈子『近代日本における女同士の親密な関係』角川学芸出版,2011【EF91-J152】
- 赤枝香奈子「おめとエス」井上章一 [ほか]編『性の用語集』(講談社現代新書),講談社,2004【GA36-H35】
- 今田絵里香『「少女」の社会史』(双書ジェンダー分析 17),勁草書房,2007【EF81-H244】
- 久米依子「エス―吉屋信子『花物語』『屋根裏の二処女』(小説)」『国文学 解釈と教材の研究』46巻3号,2001.2【Z13-334】
- 佐藤(佐久間)りか「「清き誌上でご交際を」―明治末期少女雑誌投書欄に見る読者共同体の研究」『女性学 日本女性学会学会誌』(4),1996.12【Z6-B479】
- 編輯部編「現代女学生隠し言葉辞典」『少女画報』15巻4号,1926.4【Z32-551】
- 弥生美術館・内田静枝編『女学生手帖 大正・昭和乙女らいふ』新装版(らんぷの本 mascot),河出書房新社,2014【EF72-L254】
- 国立国会図書館「第148回常設展示 女學生らいふ」リサーチ・ナビ<https://rnavi.ndl.go.jp/kaleido/entry/jousetsu148.php>
恋文の名手―樋口一葉をめぐる恋文譚―
- 岩見照代 [ほか]編『樋口一葉事典』おうふう,1996【KG529-G8】
- 川口昌男『樋口一葉の手紙』大修館書店,1998【KG529-G15】
- 塩田良平[ほか]責任編集『樋口一葉全集』第4巻 下(和歌3 書簡 和歌索引),筑摩書房,1994【KH134-2】
- 高橋和彦訳『樋口一葉日記 完全現代語訳』アドレエー,1993【KH134-E3】
- 野口碩編『樋口一葉来簡集』筑摩書房,1998【KG529-G13】
- 樋口一葉著;塩田良平・和田芳恵編『一葉全集』第6巻,筑摩書房,1953【918.6-H448i-S】
- 別冊宝島編集部編『文豪たちのラブレター』宝島社,2018【KG311-L193】
- 森まゆみ『一葉の四季』(岩波新書),岩波書店,2001【KG529-G20】
- 森まゆみ『こんにちは一葉さん』(NHKライブラリー),日本放送出版協会,2004【KG529-H12】
- 森まゆみ『樋口一葉の手紙教室 『通俗書簡文』を読む』(ちくま文庫),筑摩書房,2004【KG529-H6】
- 和田芳恵『一葉の日記』(講談社文芸文庫 現代日本の評伝),講談社,1995【KG529-G4】
- 『樋口一葉 資料目録』新版,台東区立一葉記念館,2009【KG529-J5】
- 『樋口一葉全集』第4巻,新世社,1941【918.6-H448h2-s】
- 台東区立一葉記念館<http://www.taitocity.net/zaidan/ichiyo/>
データベース「JapanKnowledge」より『国史大辞典』、『小学館全文全訳古語辞典』、『世界大百科事典』、『デジタル大辞泉』、『日本国語大辞典』、『日本大百科全書(ニッポニカ)』