国学者。天皇の近侍である内舎人家(うどねりけ)の出身。伴信友の門下で国学を学ぶ。40歳頃から山陵修復事業に携わり、以後御陵墓取調事務に従事し、皇学取調御用掛、皇学所1等教授、修史館修撰などを歴任。著作物には歴史書の校訂、山陵の調査報告などがある。また、蔵書は多岐にわたり、「谷森本」と称されて、『国史大系』の底本として用いられた資料を多く含む。