解説
父は松本藩士。大学南校で学んだ後、明治7年陸軍省に出仕。情報収集に手腕を発揮し、朝鮮半島・満洲などの調査を命じられた。特に、25年ベルリンからウラジオストクまで1年4ヶ月をかけて単騎で横断し、シベリア鉄道の建設状況を視察したことで知られる。日清戦争時は第1軍参謀。のち、参謀本部第3部長、第2部長、臨時派遣司令官(北清事変)、満洲軍参謀・大本営参謀(日露戦争)、参謀本部次長等を歴任。40年男爵。大正3(1914)年大将昇進とともに後備役に編入。後備役編入後は、在郷軍人会の副会長もつとめた。
関連資料
リサーチ・ナビ
電子展示会「日記の世界」より