父は幕臣。明治3(1870)年から大学南校でフランス語を学ぶ。6年に陸軍兵学寮に出仕。9年にアメリカ、イタリア、ロシアで各国の法律を研究し、14年参事院御用掛兼太政官御用掛、その後、司法官、検事、大審院などで勤務し、27年辞任。以後、弁護士、東京市市会議員などを歴任するほか、明治法律学校や日本法律学校で教鞭をとっていた。