父は福岡藩士。陸軍士官学校、陸軍大学校卒業。明治27(1894)年ドイツ留学。28年日清戦争に従軍、近衛師団参謀として台湾占領に参加。フランス公使館・ロシア公使館付武官などを経て、日露戦争中はストックホルムでロシア国内攪乱を狙った諜報活動を展開した。その後、韓国併合の過程で韓国駐箚軍参謀長、韓国駐箚憲兵隊司令官などを歴任。大正7(1918)年台湾総督に任ぜられ、大将に昇進。8年台湾軍司令官を兼任するが、在職中に病死した。
明石元二郎関係文書(所蔵)
明石元二郎関係文書(寄託)