箏曲家、作曲家。幼少期に失明、二代目中島検校に師事し、生田流筝曲を学ぶ。免許を受けた後朝鮮に渡り、明治42(1909)年「水の変態」を作曲・初演する。大正6(1917)年東京に移住、8年に第1回作品発表会を行う。その後「越天楽変奏曲」、「春の海」などの作品を発表するとともに、十七絃琴の考案など楽器の改良にも尽力する。昭和5(1930)年東京音楽学校講師、12年教授となる。23年芸術院会員。
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