解説
憲法学者。明治45(1912)年東京帝大法科大学卒業後、大蔵省を経て法制局に入り、大学でも憲法の講義を行う。大正13(1924)年法制局第一部長、昭和9(1934)年法制局長官となるが、天皇機関説論者として軍部・右翼から批判を受け、11年辞職。21年貴族院議員、次いで第1次吉田内閣の国務相として日本国憲法の制定に多大な貢献をした。第90回帝国議会では、新憲法草案に関する政府側のほとんどの答弁を行った。23年国立国会図書館初代館長。著作、講演等の文化的活動も広く知られる。
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