ピアニスト。外交官であった父の仕事の関係で両親と渡仏し、昭和7(1932)年パリ音楽院でラザール・レヴィに師事。12年パリ国際婦人ピアノコンクールで1位入賞。その後ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。14年帰国し、翌年国内デビュー。フランス近代音楽を本格的に日本に紹介した。戦後、東京芸術大学教授となり、多くの後進を育成した。42年レジオン・ドヌール勲章受章。平成6(1994)年文化功労者。