生物学者。帝国大学理科大学動物学科選科を卒業後、明治24(1891)年ドイツに3年間留学。フライブルク大学でワイズマンに師事、ライプチヒ大学ではロイカルトに師事した 。明治27(1894)年帰国。ホヤ類・ヒル類・コケムシなどの発生・形態を研究。東京高等師範学校教授。37(1904)年に『進化論講和』を出版、日本初の進化論一般向け啓蒙書として当時のベストセラーとなった。進化論の普及につとめ、文明批評も行った。
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