神道史学者。明治41(1908)年東京帝大史学科卒業後、42(1909)年内務省入省。神社局考証課長等を勤め、昭和13(1938)年帝大の教授となる。特に熊野三山の歴史的研究など厳密な考証による近代神道史学の確立に貢献した。第二次世界大戦後はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)と折衝し、神社本庁、国民信仰研究所の創設に尽力、神道史の専門家として各地で講義を行った。