哲学者。明治45(1912)年に東京帝大哲学科を卒業後大学院を経て大正10(1921)年ヨーロッパへ留学し、昭和4(1929)年までリッケルト、ハイデッガー、ベルクソンらに実存哲学を学ぶ。帰国後、5(1930)年にハイデッガーの解釈学的手法を用いて日本文化の分析を試みた『「いき」の構造』を刊行した。10(1935)年に京都帝大教授となる。著作に『西洋近世哲学史稿』『偶然性の問題』など。
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