東洋史学者。第三高等学校を経て東京帝大漢学科を卒業。大学院で東洋史を専攻し、在学中に『中等東洋史』を著し、日本に東洋史を確立した。清国に留学し、42(1909)年に帰国後、京都帝大文学部教授となる。科学的歴史学を標榜し、事実をつきつとめることを第一主眼とした。研究分野では中国史と東西交渉史において業績を残した。著作『宋末の提挙市舶 西域人蒲寿庚の事蹟』で帝国学士院賞受賞。
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