解説
父は鹿児島藩士。藩校造士館に学び、戊辰戦争に従軍。開成所、東京大学生徒監督等を経て、明治3(1870)年ロシア留学。8年ペテルブルグ大学法政科を卒業。フランス、ロシアの公使館勤務後、日本人として初めて中央アジアを踏査し、14年帰国。後に報告書『中亜細亜紀事』(1886)を出版した。以後、太政官大書記官、ロシア駐箚特命全権公使、30年枢密顧問官、第2次松方・第3次伊藤内閣の外相就任、31年朝鮮半島における支配権をめぐる西・ローゼン協定をロシアと締結する等、対ロシア外交に尽力した。
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著作
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