幕臣。長崎海軍伝習所に学ぶ。蘭学、西洋兵学を修得し、万延元(1860)年咸臨丸艦長として渡米。文久2(1862)年軍艦奉行並となる。元治元(1864)年軍艦奉行に就任、神戸に海軍操練所を開き、幕臣のほか坂本竜馬ら諸藩の学生、志士を教育。戊辰戦争では西郷隆盛を説得し、江戸城の無血開城に成功。新政府で、海軍大輔、参議兼海軍卿、元老院議官等を歴任。のち枢密顧問官となる。