解説
父は萩藩士。戊辰戦争に従軍。明治3(1870)年ドイツ留学。8年ドイツ公使館付武官となり再び渡欧。ドイツの軍政の調査・研究に従事。11年に帰国後、山県有朋の下で兵制・陸軍官制の改革を行う。19年陸軍次官。日清戦争では第3師団長。第2代台湾総督、東京防禦総督を経て、第3次伊藤内閣の陸相となり、第1次大隈・第2次山県・第4次伊藤各内閣でも留任した。その後、西園寺公望と交代で首相をつとめ(桂園時代)、日英同盟締結、日露戦争、日韓併合などを主導した。元老として内大臣をつとめたのち、再び首相となるが、憲政擁護運動により退陣した。
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