解説
父は和歌山藩士。本姓長坂。戊辰戦争参加後、広島県庁、大蔵省、内務省、司法省等に出仕。明治21(1888)年渡米し、ミシガン大学に留学。23年に帰国し、翌年衆議院選挙に被選挙権を得るために岡崎家に入籍して立候補、当選。以後、独立倶楽部を経て自由党・憲政党・立憲政友会に所属。33年第4次伊藤内閣で星逓相の官房長を務めた。その後しばらく政界を離れ、実業に専念。38年古河合名監事、39年京阪電鉄取締役、大正6(1917)年同社長就任。明治41年再び当選し、大正元年犬養毅、尾崎幸雄らと第一次護憲運動を起こす。第二次護憲運動でも普通選挙法の成立に貢献した。14年加藤高明内閣の農相。昭和3(1928)年貴族院議員。陸奥宗光の従弟。
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