父は醤油屋水野鼎斉。明治4(1871)年清国留学。6年台湾を視察し、7年台湾出兵に参加。8年長崎英語学校長、10年文部省一等属。その後参事院、法制局に勤務するかたわら、東京市会議員、小石川区会議員を務める。24年衆議院書記官、翌年衆議院書記官長。28年弁理公使、台湾総督府民政局長心得、翌年同民政局長。さらに台湾協会幹事長に就任するなど台湾経営に深く関わった。30年貴族院勅撰議員。