幼少期に漢学を学び、維新後は権大参事、修史局編輯官、文部省書記官などを歴任。明治18(1885)年に退官後は小説、戯曲の執筆、演劇改良運動にも従事した。清代の文学者、魏叔子を奉ずる漢文家として多くの碑文記伝を残し、また『学海日記』は鋭敏に時代の推移を見届けた46年間の文化記録として突出する。