解説
物理学者、随筆家。明治36(1903)年東京帝大理科大学卒業後、42(1906)年同大学助教授となり、44(1908)年までドイツへ留学。大正2(1913)年に英国と日本の学術誌においてX線による結晶構造解析(ラウエ斑点)を論じ、6(1917)年帝国学士院恩賜賞を受賞。墨流や尺八の研究など多角的な実験・考察も行い、地震・天災・防災についても論じた。一方、文筆活動についても多数の随筆や俳諧を残した。第五高等学校時代に夏目漱石に出会い英語と俳句を習い、その紹介で正岡子規や高浜虚子とも交流し、俳句や写生文を『ホトトギス』に寄せた。主な著書に『冬彦集』(1923)、『藪柑子集』(1923)がある。
関連資料
著作
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