明治初期の官僚。警察制度の創設者。薩摩藩士として戊辰戦争に参加し、明治4(1871)年東京府大属(だいぞく)、5年邏卒(らそつ)総長に就任。同年渡欧して警察制度を視察し、帰朝後、司法警察と行政警察に分離することを建議。7年警視庁創設の際、大警視となり、内務卿大久保利通のもとで警察機構の確立に取り組んだ。10年の西南戦争の際、陸軍少将を兼ねた。