資生堂創業者。医者を志して幕府の医学所で学び、明治4(1871)年には海軍病院薬局長となる。翌年に官を辞し、民間で初の洋風調剤薬局・資生堂薬舗会社を開業。17年に政府の協力のもと、大日本製薬会社を設立。30年頃から化粧品の製造販売を始め、徐々に化粧品中心に移行する。21(1888)年には帝国生命保険会社(後の朝日生命保険)を設立した。