小説家、随筆家。明治43(1910)年東京帝国大学入学後、夏目漱石に師事。卒業後は、陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学でドイツ語を教える。大正10(1921)年に短編小説『冥途』を発表後、ユーモアと風刺に富む『百鬼園随筆』(1933)等を刊行し、独自の随筆のジャンルを築く。昭和9(1934)年法政大学を辞し、作家生活に入る。戦後は『阿房列車』(1952)等の作品を発表した。
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